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BRIDGE SHIP HOUSE の世界に迫る 10000字大特集インタビュー!前編

先日新代田communeで開催された個展を大成功させるなど、話題沸騰のBRIDGE SHIP HOUSE。ポップかつパンク、そしてブラック。見る人に強烈な印象を残すキャラクターの源泉はどこから来てるのか?創作の原点や活動のスタンス、また大注目の最前線自主制作漫画誌ユースカ3号の話まで、下北沢のカフェで約二時間半にわたり語っていただきました。ほぼ10000字大特集インタビュー前編!

1.キャラクターについて

キャラクターについて

「マシューはアルバイトで鬱屈が溜まってた頃の私」

───よろしくお願いします。
ブリッジシップハウス(以下BSH):よろしくお願いします。

───ウサギのマシュー、サボテンのモーリス、三角など個性的なキャラクターを沢山生み出されているブリッジさんですが、いままでキャラクターはどれぐらい描かれたんですか?
BSH: 数で言っちゃうと把握してないんですが、専門学校のときに、夏の結構大きめな課題で、大きな屏風にキャラクターのステッカーをバンバン張っていくっていうのを発表したんです。その時たくさんキャラクター作って。みんな一体一体名前とかつけて。でも数えちゃうと分かんない。ザックリ100以上ですね。

───その中でまずはマシューについて伺いたいと思います。そもそもマシューはどのようにして生まれたんですか?
BSH: あれはもともとの絵本を作るときに生まれたキャラクターなんです。『Matthew&Morris』っていう絵本。最初、WEBで絵本コンテストやってる会社の人から、突然メールが来たんですね。でもそのコンテストの名前が「ポカポカ絵本コンテスト」で。その会社はほかに一枚絵のコンテストもやってるんですが、そっちには私何回か送ったことがあって。それで絵柄を気に入ってくれたみたいなんです。でも絶対受賞できないじゃないですか!私の絵ポカポカしてないから(笑)せっかくだから1回ぐらい絵本送っても良いかなと思って描いたのが始まりですね。

 マシューは別の文房具メーカーの仕事のときに、何案か出したキャラクターで、その時は「目がいっぱいあるのはダメ」って言われてボツになって。でも私は結構気に入ってたから使い回そうと。だからマシューって私の創作活動では生まれ方では結構特殊なんです。ボツをくらった仕事のキャラを別の仕事に流用した、っていう。

絵本『Matthew&Morris』Birdkiller #1 Matthew's job表紙

絵本『Matthew&Morris』Birdkiller #1 Matthew's job表紙
オリジナル絵本サイト『PictBox』(URL: http://www.pict-box.com)にて3冊読むことができる。

───マシューをメインに据えようと思ったのは?
BSH: 実はそれも人に言われてなんです。今、LOFTでやってるPOPBOX※1って催事に参加してまして。まだそれに参加する事が決まってないとき、POPBOXを外側から“良いな”って思ってるときに、その運営をしてる会社の社長さんに絵を見てもらう機会があったんです。でも向こうもバリエーションを揃えたいから、同じジャンルの絵の人は要らないんですよ。それでその中に、他に目を多く描く人が居なかったから“これ目立つしいいんじゃない?”って言われて。それでマシューをもっと描くようになりました。

 でも思い入れはあります。皆に思い入れはありますけど。マシューは唯一物語を書き起こしたキャラクターだったから。「これをもっと描きな」って言われたときも、「ですよね!」って思いました。

 マシューの絵本を描いたのが2009年とか2010年くらいでアルバイトをすごくしていた時期で、仕事で鬱屈が溜まってたころで。マシューの最初の絵本は仕事の内容を淡々と見せるだけの内容なんです。テーマが仕事。表紙のページはマシューが家から出勤するシーンからはじまるんですけど、すごい憂鬱な顔してるんです。心のないような。

※1 POP BOX : 全国のLOFT各店舗で順次開催されているクリエイターのアートバザーイベント。

───絵本のMatthew&Morrisのときのマシューと、最近の個展などで描いているマシューの表情がだいぶ変わってきたようにも感じます。
BSH: そうだと思います。絵本コンテストのときはちょっと時間がなくてササッと描いちゃったのももあるんですけど。マシューって目を閉じないし、笑ったり怒ったりしないんですよ。常に同じ顔。なるべくその中で表情をつけるように工夫していて。ハローキティやリラックマって顔ないじゃないですか。表情。あそこまで行くと完全に記号だから。そうすると私の寄せたいクラシックのミッキーっぽい感じには行かないからなぁ(笑)それに寄せていきたい。でも顔はあんまり変わらないけど、リアクションは大きく取るようにしてます。



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