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BRIDGE SHIP HOUSE の世界に迫る 10000字大特集インタビュー!後編

4.音楽と作品について

音楽と活動について

「70′sパンクのカルチャーに荷担したい。」

───先ほど(前編で)バンドをやられてるというお話がありました。天才バンドのアートワークの話も音楽関係から?
BSH: 奇妙さんは音楽全然関係ないです。奇妙さんは毎月communeで弾き語りライブをやってて、去年私がcommuneで個展をしたときに、ちょうどライブの日が被っていて。作品を見て気に入ってくれたそうなんです。
 最初はわたしが全然聴かないジャンルの音楽の人だから“嘘でしょ、気に入るなんて!”って思ってたんですよ。でも話してみたらこの人はたぶん、教室の端っこのほうに居た人だな!っと勝手に感じました。そういう人は作品に共感してくれると思います。私は昼休みは美術室でごはん食べてました。

天才バンド

天才バンドアートワーク原画

───ご自身の作家活動と音楽との関係性について教えてください。
BSH: わたしはパンクのカルチャーに荷担したいと思ってるんですよ。はじめて70’sのパンク※5に触れたときにドキドキしたし、パンクのバンドって元ネタがあからさまなんです。まずバンド始めるのが全員若者じゃないですか、ティーン。で、先にはじめてるカッコいい人の演奏を見て、すぐ衝撃受けて、すぐ同じことを始めるんですよ。そういう時代です。波が起きてみんなそれに触れた瞬間乗っかっていくみたいな。

 そういうパンクのドキュメントもたくさん映画館でやってて何本か観たんですけど、凄かった!真似のしあい。私はそれで良いと思いました。日本人の作家の元ネタをひた隠しにする感じが気持ち悪いって思います。バンドマンも「俺たちというジャンルを確立したい」っていうじゃないですか。“なにを言うんだ!”と(笑)パンクのレコードも興味のない人が聞いたらみんな同じに聞こえます。でもその中の塩梅があるんですよ。“このテンポ”の、“ロックンロールより”の、“3ピースパンク”が聴きたい、とか。様々な枝分かれがあって、そのチャートの丁度良いところをやってるバンドは必ず存在するんです。そのなかで自分の気持ちのいいバンドを探すのが、宝探しみたいで、ホントに楽しいです。

※5 70′Sパンク : セックス・ピストルズのデビューを筆頭に、イギリスに同傾向のバンドが続々と登場し、ロックの一時代を築いたムーブメント。

 それを残してくれてた、ほぼパクリに近い音楽を全力でやってくれていたバンドが居たから、今、宝探しができるんです。私も作風が元ネタありきですよ。全部リバイバルですし、オルタナティブコミックとかの。私の作品を初めて観た人は“すごいオリジナルだ”と思って讃えてくれるんですけど、何にも知らないだけです。でも、ここを導入に掘っていって欲しいと思います。

───手を出したい領域、メディアなど、挑戦したいことはありますか?

BSH: 今はあんまりないですね。逆に、あんまり広がることを恐れている部分があるんです。リリースまでの間に人(クライアント)が入るのは、完全には信用できないんです。間に人を挟んだ場合、恐ろしいことにキャラの顔の縦横の比を変えられてしまうこともあります。

───そんなことあるんですか?

BSH: あります。そんなの自分の力ではどうにもできないじゃないですか!その人の目には縦に伸びてようが横に伸びてようが、たとえば筆箱にかわいい絵がプリントされていれば、それでいいって場合もあります。

 そんなときに“キャラクターとは”、とか年上の人に説明するの嫌じゃないですか。そういうことが起きないように、どうにかうまくなんないかなって思ってます。でも自分だけでグッズをずっと作り続けるのも限界があるので。うまいやり方をしている作家がいたらお手本にしたいです。グッズ制作だけじゃなく作家活動も。



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