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「謹賀新年」と「グリッチとは何か?」解説

いよいよ、2011年に突入です。2011年は、unsorted周りの噂によれば、いままで身動きをとらなかった資本家たちが、こぞって「勝負を打つ」年になる、ということです。果たして、実際はどうなのでしょうか。

昨年の12月4日に開催した、「unsorted salon vol.1 グリッチとは何か?」の写真を掲載しておきます。本イベントは、フライヤーなどは発行せず、主催関係者らのメール、およびTwitterでの告知で開催しました。
Twitterの利点は、140ワードという制限内において、フォロワーに対して極めて迅速に情報を配信できるという点にあります。もちろん、すべてのフォロワーはTL(タイムライン)上を常に眺めている訳ではありませんので、全員が知ることにはならないのですが、1つのニュースを何度かに渡って流すことで、多少の効果があると思います。また、興味のある人は、その情報をふぁぼったり、リツイートしたりして、情報の拡散がなされます。
しかし、Twitterは、情報発信側に「型」が見え隠れしてしまうと、すぐに飽きられ、愛想をつかされるという面もあります。

2010年にスタートした「unsorted salon vol.1」のテーマは、かつて私たちが2003年に特集した「グリッチ」をテーマにして開催されました。開催してみて、ある程度の手応えも感じました。そして、10年近く経過した今でもなお、「グリッチ」の新しい側面が垣間みることができたと思います。

インタビューでは、グリッチの認識という点で、ucnvとkick.snare.kick.snare.両氏が対照的でした。ucnvが「ピクセル操作はグリッチではない」という主張に対して、kick.snare.kick.snare.は「ピクセル操作もグリッチである」という立場をとっていました。また、ネット上での活動は知られているものの、なかなか表に出て発言することのなかったyoupyも会場に来ており、flickrへ6万枚400万枚の写真を投稿し続けていることについての発言もあり、その後、ucnvとユタカワサキ、そしてkick.snare.kick.snare.と針谷周作によるライブセッションが行われました。
ユタカワサキとucnvは約30分間ノイズとともに、「映像のドローン」と形容できるようなデータモッシングを展開しました。時折、昆虫が触手を伸ばすような電子ノイズが印象的でした。

対するkick.snare.kick.snare.と針谷周作によるセッションでは、natoがかつてネット上で提供した映像作品をプレゼンしながらライブに突入し、針谷のミニマルなキーボード演奏と、kick.snare.kick.snare.が発するノイズを織りまぜた形で、約20分間セッションが行われました。
インタビューの最後に、3人に「グリッチを一言で表現すると何か?」という質問をしたのですが、会場にいたyoupyが「嫌がらせ」と言っていたのが印象的でした。
このように日本のグリッチに関わる人物に話とライブセッションをやってみて、まだまだ「グリッチ」というものが、定形化していないことを実感した次第です。
また、この時のイベントの映像は、何らかの形であらためて発表できればと考えています。

2011年も、このようないい機会があれば、また「グリッチ」のイベントをやってみたいという思いです。

2011年もどうぞ宜しくお願いします。



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